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心身統一合氣道の稽古風景

近藤裕一郎
こんどうゆういちろう

略歴

  • 1973年 1月生まれ
  • 埼玉県久喜市(合併前は鷲宮町)出身
  • 大阪市天王寺区在住
  • 2005年
  • 心身統一合氣道を開始(宇都宮市)
  • 2014年
  • 心身統一合氣道 指導員任命を受ける

資格と段位

  • 心身統一合氣道 四段
  • 心身統一合氣道 審査員
  • 心身統一道 中伝
  • 剣道 弐段

心身統一合氣道への想い

私が合氣道をはじめたのは、32歳のとき。妻がやってみたいと言い出したことがきっかけでした。 運動不足解消しなければという危機感と、武道格闘技(特に関節技)への興味が、その背中を押しました。

年をとることが怖くなくなる

始めてみると、技ができたり、受け身ができたりと、30過ぎたオジサンの自分が、どんどん新しいことを吸収し成長していく。
そんな新鮮さと驚き、そして何より合氣道の楽しさ、さらにそれに関わる人たちの人格の素晴らしさに、どんどんと引き込まれていきました。

「合氣道の先生がたを見ていると、年をとることが怖くなくなる」そんな先輩の言葉を思い出します。年齢を重ねることは衰えること。そんな常識は、合氣道の世界にはありません。

それは、単に筋力に頼っていない、ということだけでなく、修行を続けることで、人間の持つ無限の能力を引き出し続けることができるからです。
寿命の尽きるときが、一番強いとき。そう言えるほど、成長し続ける可能性に氣づくことができるのも、合氣道の魅力の一つです。

よく言っているのですが、合氣道は単なる護身術でも格闘技でもありません。目に見える身体に現われる部分は、合氣道の一部に過ぎません。
心と身体、ともに磨き成長することで、「人間力」とでも言うべき総合的な能力を高めることができる。私はそう信じています。
「心を静める」これにより、姿勢などの肉体的変化以外に、顔の表情や使う言葉、思考習慣、問題への対処、人間関係の築き方、人生の目的...と様々な面で変化が現われます。

私自身の体験から

それは私自身の体験でもあります。
私の前職は銀行の融資の営業でした。
ノルマのために、お客様よりも銀行の都合を優先させることが辛く、上司の叱責を受ける日々に苦しみ、氣づけば心の病の一歩手前、という状態に陥りました。

ちょうどそのころ、氣圧法を学び始め、心身統一合氣道についても、より深く理解し始めました。
ただ、身体を動かすことや、技のカタチをおぼえることが合氣道ではなく、自分の心を整え、相手の心を導くことが合氣道だということがわかってきたのです。

自分の心を整える、とは、セルフコントロール、ということ。
そのことに氣づき、学んでいくうちに、いつの間にか鬱々とした氣持ちは軽くなり、すべてにしっかりと心を向けられるようになりました。
当然、心の病などにはおちいらず、仕事への取り組み方も前向きとなり、結果もついてくるようになっていきました。
「心の病だから...」とあきらめたり、薬に依存したりしていたら、こういう状態にはなれなかったでしょう。

そうして職場での問題を解決し、銀行の仕事が楽しいと思えるようになっても、一方でどうしても心を離れなかったのが、心身統一合氣道と氣圧でした。
このまま会社員として生きるのも人生、心身統一合氣道とともに生き続けるのも人生...
どちらを選択すれば、自分は世の中の役に立てるのか。そういう視点に立ったとき、自分の人生が決まりました。
「心身統一合氣道と氣圧法を、世の中の人々に普及する」
これが自分の使命であると、覚悟を決めたのです。

氣圧法と心身統一合氣道

氣圧法も心身統一合氣道も、その根幹はつながっています。
どちらから入っても、根っこにあるものは同じです。
まずは病や痛み、不調を氣圧法によって手放す。

そして、心身統一合氣道の教えにより、人間本来の力を発揮できる心と身体の使い方を身につける。
そうしていくことで、病院、医者、介護に頼らない生活を、年をとっても続けていくことができる。
その結果、医療費や介護福祉にかかる費用、年金問題を含め、日本が抱える社会問題の解決に貢献することができる。

少々大上段に構えて大きなことを言うようですが、これが私の今の仕事であり、使命であると思っています。

和を意味する筆絵